ゆずき通信第26号『気持ちに寄り添う相談相手に』発行

2023年11月8日

ゆずき通信第26号を発行いたしました。今回のテーマは『気持ちに寄り添う相談相手に』となっております。

ぜひお読み下さい。

◆気持ちに寄り添う相談相手に◆

こんにちは!ゆずき不動産事務所(富士宮相続相談センター)代表の柚木(ゆずき)克哉です。ゆずき通信第26号をお送りいたします。よろしくお願いいたします。

さて、先日、不動産の売却のお手伝いをさせていただいている女性のお客様からとても考えさせられるメールをいただきました。

「売り物件の看板をお願いしたのは私ですが、いざあの看板を見たら自分が情けないやら涙が出たのも正直なところですが、こうして皆さんのお力を借りて前に進んでいきます」と。

こちらのお客様はご実家を相続されたのですが、ご自身は別の市に住まれており、実家は利用しないので売却をしたいというご相談をいただきました。

そのご実家はとっても大きなお家でした。敷地が500坪以上あります。お話には聞いていましたが、現地を見ると親御さんがとっても大事にされてきたお家であることがよくわかりました。また、お客様自身が生まれ育ったお家であり、とても思い入れのあることもよくわかりました。

それだけ大切なお家だけれど、広すぎるお家の管理はどうしても難しいということで、今回、致し方なく、最終手段として売却をすることを選択されました。

売却をするにあたり、現地に「売物件です」という看板があった方がそれを見て連絡をしてくださる方がいるのでと、看板設置のご提案を差し上げ、お客様の同意を得て設置しました。

すると、その看板を見た方からさっそく反響もあって良かったのですが、その後、お客様とメールで連絡を取り合っていた中で、冒頭のメッセージをいただいたのです。

とても考えさせられました。私としてはお客様の売却が滞りなく進み、管理の負担等からお客様が解放されることが一番と思って取り組んでいますが、ただ、そのお家に対する想い、特に思

い出の詰まったご実家に対しては気持ちがあるわけです。

だからと言って看板を外すというわけではないのですが、そういったお客様の想いや気持ちを絶対にないがしろにせず、しっかり寄り添いながら役割を全うできる相談相手でありたいと強く思いました。