ゆずき通信第29号『広い家に住むか、手放すか、それとも・・・』発行

2024年2月8日

ゆずき通信第29号を発行いたしました。今回のテーマは『広い実家に住むか、手放すか、それとも・・・』となっております。ぜひお読みください。

◆広い実家に住むか、手放すか、それとも・・・◆

こんにちは!ゆずき不動産事務所(富士宮相続相談センター)代表の柚木(ゆずき)克哉です。ゆずき通信第29号をお送りいたします。よろしくお願いいたします。

さて、一昨年から相続不動産のご相談をいただいていた方がいらっしゃいました。ご相談者様は60代男性。持ち家があり奥様と娘さんと同居されていて、相続でご実家を受け継ぎました。

ご実家は住むにはとても良い場所にあります。ご相談者様が今住んでいる場所は立地的に住みやすいとは言えず、本当はこの実家に住みたい。ただ、敷地が約150坪と広く、先々自分が亡くなったあと、奥様と娘さんだけになったときに管理も固定資産税も負担になってしまう。実家は立地も良く売ろうと思えば売れるけど、両親が建てた家であり、自分が全て手放してしまっていいのだろうかと、いろんなことを悩まれていました。

ご相談者様から何度もお話を聞いていく中で、はっきりしていたのは、住みたいのはご実家の方であるということ。ただ、広すぎるがためにもろもろの問題があると。

そこで私からご提案させていただいたのが「分割」という方法です。広い実家に住むか、広い実家を手放すかの2択ではない第3の選択肢です。築年数がだいぶ経っていたご実家を取り壊し、広い土地を2つに分け、片方に自分たちが住むのに適正なサイズの家を新築する。もう片方の土地と今住んでいるところを売却し、新築の資金に充てるという形です。

解体費用から新築の費用、土地の売却金額他もろもろの見通しがつき、ご相談者様も納得してくださり、その方向で動くことになりました。解体屋さんと土地家屋調査士さんは私の信頼できる方をご紹介させていただき、そこからスムーズに進んでいきました。半分の土地はすぐに買い手が付き、今まで住んでいたところも比較的早く買い手が付きました。

新築のお家も完成し昨年の年末までに全てが完了。ご相談者様からは「本当にお願いして良かった」とまでおっしゃっていただけて、私もとても嬉しく思いました。

相続不動産のお悩みについて、いろんな解決方法があります。その選択肢をお伝えするのも私たちの仕事です。どうぞお気軽にご相談ください。